健康寿命の新常識。睡眠・食事・運動だけじゃない”室温”が大事

今回は室温が、いかに健康にとって重要かを実例や研究結果を用いて解説していきます。

まだまだ知られていない話ですが、知っていれば今から対策が可能です。

是非、最後まで読んでください!

人間にとっての適温とは

人の適温は冬場は18~22°夏場は25~28°と言われています。

その適温で過ごすことで、健康寿命に大きく関わる事がわかっています。

室温と健康の関係
寒さがもたらす意外な健康リスクとは?

「室温が少し低いくらいなら大丈夫」と思っていませんか?
実は、住まいの温度が私たちの健康や寿命に与える影響は、想像以上に大きいのです。
今回は、国内外の調査結果や研究データをもとに、室温と健康の深い関係をご紹介します。

🚬 室温低下は喫煙以上に血圧に影響する?

室温の低下は、喫煙よりも血圧に大きな影響を与える可能性があります。

ある調査によると、室温が10℃下がると80代の男女の血圧は平均で10mmHg上昇
これは、喫煙者が非喫煙者よりも平均で3.3mmHg高いというデータを大きく上回っています。

つまり、「寒さ」は思った以上に体にストレスをかけているということです。


📉 英国の指針に見る「室温と健康リスク」

ギリスの公的なガイドラインでは、室温と健康に以下のような関係があるとされています:

💨 室温が低いと「乾燥」→呼吸器にも影響

  • 室温16℃未満:呼吸器系疾患のリスク増加
  • 室温9~12℃:血圧上昇、心血管疾患のリスク増加
  • 室温9℃以下:低体温症の危険性

室温が下がると、空気中の湿度も下がりやすくなります。
この乾燥によって、喉や鼻の粘膜が刺激を受けやすくなり、呼吸器疾患のリスクが高まるとされています

ただの「寒い」という不快感だけでなく、実際に体への健康被害が起こり得る温度帯が存在しているのです。


🏠 断熱性能の違いで、8つの症状が改善

約24,000人を対象に行われた住まいと健康の大規模調査では、
「ほぼ無断熱の家」から「そこそこ断熱された家」へ引っ越した人に、以下の症状の改善が確認されました:

  • 気管支喘息
  • のどの痛み
  • 手足の冷え
  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎 など、計8つの症状

とくに皮膚疾患の改善については、体質の変化ではなく、室温が上がったことで空気の乾燥がやわらぎ、刺激性の高い衣類(ウール・化学繊維)の着用が減ったことが大きな要因とされています。


🧠 室温と“脳の若さ”にも驚きの関係が

さらに驚くべき研究があります。
ある調査では、40~90歳の方を対象に、室温と脳神経の関係を調査しました。

MRIによる脳の画像解析で、居間の平均室温を12~18℃以上に保ちながら観察したところ、

室温が1℃高いだけで、脳神経年齢が約2歳若いという結果が得られました。

脳の大脳皮質や神経線維の状態を点数化し、室温との明確な相関が確認されたのです。


👣 室温18℃以上の家は、健康寿命が4年も長い?

さまざまな調査や研究を総合すると、
「平均室温が18℃以上の家」に住んでいる人は、そうでない人に比べて健康寿命が約4年長いことがわかっています。

その理由は:

  • 冷えによる疾患リスクが減る
  • 室内の移動がしやすくなり、活動量がアップ
  • 筋肉量の維持がしやすく、要介護リスクが下がる

人生100年時代、健康寿命が4年違うというのは、生活の質や将来の安心感に大きな差が出ることを意味します。


目次

まとめ:温かい家づくりが未来の健康を守る

寒さを「我慢する」暮らしから、体にやさしい温かい住まいへ
断熱性能の向上や適切な暖房の導入で、快適さと健康を両立することができます。

私たちの生活の基盤である「住まい」だからこそ、
毎日を過ごす空間の室温が、未来の健康を左右する重要なカギになるのです。

これを書いた人

ケンティ―:ECサイト運営・リフォーム営業

大阪生まれ大阪育ち

大学を卒業後アーキサプライに入社。

筋肉を生活の軸に置いており、過去にはボディコンテストで2位に輝いた。

セレッソサポーター

趣味:筋トレ・サウナ・サッカー観戦・海外旅行

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